熊本市の水道は、大正13年(1924年)の給水開始以来、水道水源に100%地下水を使用していることが大きな特徴であり、渇水に見舞われたことは今までありません。
しかし、熊本地域の地下水位は長期的な低下傾向を示しています。
また、江津湖などからの湧水量も減少しています。
豊富な地下水にも限りがあります。
地下水を染み込ませ蓄えておける場所(水田、畑地等)のことを「かん養域」といい、特に白川中流域からのかん養量が大きいことが確認されています。
このような地域は熊本市外の東部方面(上流域)に広がっています。
地下水を守っていくためには、「かん養される地下水を増やすこと」、「私たちが節水すること」が必要であると共に、上流域と下流域の人々が互いの立場を理解しながら連携していく必要があります。
この豊かな地下水の恩恵は、市民・事業者・行政が等しく受けています。それぞれの立場・役割を理解しながら手をとりあって地下水を守るというひとつの目標に向かっていきましょう。
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